横山菁児は広島市出身。国立音楽大学作曲科卒業で服部正に師事。アニメ「聖闘士星矢 (セントセイヤ)」の伴奏音楽で第5回アニメーション音楽大賞を受ける。ラジオ、テレビ劇、アニメ映画の伴奏音楽が多いが、クラシック作品ではマリンバのための室内楽、またミュージカル「漠」や、広島カープの応援歌「燃える赤ヘル僕らのカープ」もある。2006年以降の最近作では、「交響詩Yam Kinnert」、「交響組曲幕屋の夜明け」、「RAGEN BLUE」、「レクイエムMASSADA」などがある。 マンドリン合奏曲としては、1980年代後半に、「海のファンタジー(ナポリ民謡“海に来たれ”より)」と、「秋の詩」の2曲が作られている。
マンドリン・オーケストラ“サウンド・スケープ”のコンサートで初演された。「海に来たれ」をテーマに、刻一刻と変わる海の表情を巧みに捉えている。
この曲は日本の秋を歌った名曲「もみじ」、「ふるさと」、「赤とんぼ」のテーマを組み合わせた作品になっている。