プリモ・シルヴェストリはイタリアのモデナ生まれの作曲家。14歳の時にギターを始め、続いてマンドリンを習い、大いなる愛着を持つ。後にピアノ、音楽理論を学び、モデナの吹奏楽団指揮者に任命され、その後モデナ・マンドリン合奏団を創設した。生涯約40曲のマンドリン作品を発表している。
本曲は郷愁をそそる9小節のマンドリンソロのカデンツァに始まり、次第に楽器を加えて静かな夜の情緒を美しく描写している。最後もマンドリンソロで幕を閉じる瞑想曲。