中野二郎は元々はギタリストであるが、マンドリンのソロ曲、合奏曲も数多く作曲している。マンドリン界に残した功績は多々あるが、その最たるものは、独奏、合奏の自作品に加え、多くのマンドリンオリジナル曲、童謡曲、編曲作品を集めた曲集である。
昭和31年(1931年)にギター独奏曲として作曲されたが、その後マンドリン合奏に編曲された。彼の作品に多く見られる日本の情緒を強く残した旋律である。