エドゥアルド・アングロ (1954-)
Eduardo Angulo

エドゥアルド・アングロはメキシコの音楽一家に1954年に生まれ、5歳で母親からピアノを習い、7歳で国立音楽大学への入学を許される。その後、ハーグ王立音楽学校でヴァイオリンと作曲を学んで1975年の卒業時には優秀賞を受賞、ヴァイオリンとピアノの独奏者として演奏活動に入った。メキシコを本拠地として作曲活動に力を入れており、1966年にブエノスアイレスで開催されたアルベルト・ヒナステラ国際作曲コンクールでは『管弦楽とギターのための2つの祈り』が奨励賞を受賞している。
代表作である弦楽合奏曲『メキシコ組曲』の自身によるマンドリン・ギター合奏用編曲版を始め、マンドリンのための作品は5曲出版されている。

メキシコ組曲
Suite Mexicana

メキシコ民俗舞曲による5楽章からなる組曲で、メキシコ民謡が顔を出すラテン系の作品でありながら、格調の高さも感じさせる楽曲となっている。

1 Jarabe Colimeno コリマ風ハラベ ※メキシコ南部の州コリマに伝わる踊り
2 Serenata セレナータ(小夜曲) 
3 Huapango Criollo クリオーリョのウアパンゴ ※スペインの植民地でスペイン人を親として生まれた人々の舞踊曲
4 Valsワルツ(円舞曲) ※メキシコ民謡「シエリト・リンド」が挿入されている
5 Polkaポルカ

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