アレクサンドル・アリャビエフ (1787-1851)
Aleksandr Aleksandrovich Alyabyef

アリャビエフは裕福な家庭で音楽教育を受けたロシアの作曲家。1812年にはナポレオン侵攻による戦争に従軍、1824年に除隊するまで将校であった。その後、1829年には犯罪に巻き込まれてシベリアに流刑となり、数奇な運命を辿るが、生涯を通じて作曲したロシア歌曲は150曲以上と言われている。

夜啼き鶯 (1826)
Die Nachtigall

ロシア歌曲の代表的な曲で、コロラトゥーラ・ソプラノの為に書かれたが、その後グリンカやリストによりピアノ曲にも編曲されている。美しい声で啼くナイチンゲールの声を模して、コロラトゥーラの高度な技巧を駆使したカデンツァが随所に盛り込まれる。

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