OP  設立の経緯

私共のグループは、1963年にその頃唯一の若手社会人のマンドリン合奏団として発足したアンサンブル・プレットロ(Ensemble Plettro)を母体にしています。

このアンサンブル・プレットロ(EP)は、当時全盛期を迎えようとしていた大合奏、100人のマンドリン・オーケストラに飽き足らず、プレクトラム楽器による独奏・二重奏・四重奏などの室内楽的分野における、より高度な音楽性の創造という野心を抱いて発足したものです。

当初は大合奏も可能なメンバー数でしたが、本業が忙しくなったり、家庭に入ったりするメンバーが相次ぎ、このEPはごく限られたメンバーによる五重奏団として今日まで活動を継続する処となりました。しかし次第に仕事や家庭から解放された元メンバーの中から、旧EP復活の希望が出てきたため、新たなメンバーを募り、大合奏を主体とするOPを設立致しました。

EP設立当時の野心も思い起こし、OPは「温故知新」をコンセプトとした合奏団を意図しています。最近演奏されることの少なくなった名曲を新しい世代に伝える一方、マンドリン音楽界に提供された新しい曲にも取り組んでいこうというポリシーで演奏活動を展開して参りたいと思います。

オルケストラ“プレットロ”
代表  山口 寛
Copyright(C) Orchestra “Plettro