クラウディオ・マンドニコ(1957- )
Claudio Mandonico

クラウディオ・マンドニコはイタリア、ロンバルディア州ブレシア県のナーヴェ出身。ブレシアのジョヴァンニ・リガサッキが主宰する音楽学校で、サクソフォーン、フルート、コルネット、ピアノ、コントラバスを学んだ後、 ブレシア音楽院でジャンカルロ・ファッキネッティに作曲を師事し、1986年に卒業した。 ブレシア市民吹奏楽団 「イジドロ・カピタニオ」のメンバーとして活動し、2012年に音楽顧問に就任した。 その他にも、アニョージネの吹奏楽団「コンカ・ドーロ」やタヴェルノレ・スル・メッラの吹奏楽団「オットリーノ・レスピーギ」などで指揮を振るなど、ブレシア県を中心に活動している。 また1985年よりブレシア・マンドリンオーケストラの指揮者を務め、イタリア国内外で演奏活動を行っている。さらに古楽合奏団「パリーデ・エ・ベルナルド・ドゥージ」ではコルネットを担当し、 ジャズバンド 「イーストサイド・ビッグバンド」ではサクソフォーンとピアノを担当している。 演奏活動のほかにも各地の学校で楽曲分析・管弦楽法・指揮法などの指導を行っている。

ミュージック・フォー・プレイ (1978)
Music For Play

この曲は作曲者21歳のときの作品であるが、特にジャズ音楽からの影響が色濃く出ている。曲はEntrata−Canzona−Ritmicoの3曲から成る小組曲形式をとっており、全体として音楽をプレイする(演奏する=遊ぶ)ことの楽しさ、またはその率直なまでの喜びを表現した作品となっている。

スペイン組曲
Suite Spagnola

「スペイン組曲」は、次の3楽章からなる現代的なリズムが特徴の曲である。
第1楽章 一番鶏は鳴き、日は昇る CANTA GALO, VIEN O DIA
第2楽章 ハバネラ  HABANERA
第3楽章 ペロータ  PELOTA
2楽章のハバネラはキューバを起源とするスペイン舞曲。3楽章のペロータとはスペイン北東部バスク地方のスポーツで、 壁に向かってボールを打ち合う競技のこと。

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