マヌエル・デ・ファリャ (1876-1946)
Manuel de Falla

スペインのアンダルシア州カディスに生まれ、マドリッドでピアノと作曲を学んだファリャは、アンダルシアのフラメンコに影響され、 民族色の強いスペインの叙情的オペラ音楽サルスエラを数多く作曲した。 その後1907年から1914年までパリに滞在、デュカス、ラベル、ドビュッシー等と親交を結び、 印象主義の影響を受けた「スペインの庭の夜」「恋は魔術師」「三角帽子」等の著名な作品が生み出された。 1936年にスペイン内戦が始まったことから、1939年にアルゼンチンに亡命、その後再三に亘りスペイン政府から受けた帰国要請を拒否し続けて、 1946年、アルゼンチンのコルドバで生涯を終えた。

歌劇「はかなき人生」より スペイン舞曲第1番  (1905) 
Danza Espanola No.1 from “La Vida Breve” 

「はかなき人生」は、カルロス・フェルナンデス・シャウの台本で、グラナダを舞台にジプシー娘の愛と絶望を描いた1905年に作曲された全2幕のオペラで、 1913年ニースのカジノ劇場で初演された。現在では歌劇として演奏されることは殆ど無いが、いくつかの楽曲は抜粋して演奏される。 特にこのスペイン舞曲第1番は、バイオリン、ピアノ等で演奏される機会が多い。

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