ルロイ・アンダーソン (1908-1975)
Leroy Anderson

ルロイ・アンダーソンは米国マサチューセッツ州ケンブリッジの生れ、両親はスウェーデンからの移民。ボストンのニューイングランド音楽院からハーヴァード大学に進み、ここでオーケストレーションを学んだ。音楽学士号を得て卒業後ジョルジュ・エネスコに師事して作曲を学び、オルガンも習得したセミ・クラシックの作曲家。彼の作曲と編曲を認めた指揮者アーサー・フィドラーに依頼されボストン・ポップス・オーケストラのために曲を書いたのが出生の始まり。彼はウィットとユーモアのセンスの光る音楽、美しい抒情と詩情のある音楽をたくさん書いて親しまれ、「アメリカの国民はルロイ・アンダーソンの音楽と共に生活している」と言われた。

ワルツィング・キャット(1950)
The Waltzing Cat

ショパンはジョルジュ・サンドの愛犬がたわむれるのを見て「小犬のワルツ」を作曲したそうだが、アンダーソンは、猫にワルツを踊らせた。なかなかエレガントでセクシーに気持ちよく踊っていたのに・・・・・・。

舞踏会の美女 (1951)
Belle of the Ball

この曲は、彼の最大のヒット作「ブルー・タンゴ」と同年に発表され、評判になった。ワルツを踊る人々の中に一際目を惹く美女、ドラマを思わせる傑作である。

Copyright(C) Orchestra “Plettro”